「融解」あとがき

「融解」読んでくださった方、ありがとうございます。

まだお読みでない方はこちらからどうぞ!!

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こんにちは、なずなです。

相も変わらず、また読みにくい台本を書きました。

文才、サンタさんに頼んだんですけど、届きませんでしたね。

落鳥と同じく、少し普通の世界の人じゃなさそうな男が聴きたいな。

モノローグみたいな、長文を聴きたいな。

そしたら、なんとまあこんなものができてしまったわけです。

台本としては良くないけど、誰か一人でも好きだなって思ってくれて、やってくださったら嬉しいな、なんて。



女目線で進む話なので、特に男はつかみにくいんじゃないかなと反省しております。

また、今回の二人はお喋りをするというよりも、ただその冷たい冬の澄んだ空気を共有しているだけといった方が合っているので、なおのこと分かりにくいです。

台本自体も二人が本当は口にしたかった言葉を全部書いて、そのあと飲み込むかどうかを判断して削っていきました。

男は飲み込むだろうなあという言葉が多すぎて、本当に何を考えているのか分からない人になってしまいました。

でも、だからこそ人それぞれ違う男がきけるんじゃないのかなって。


落鳥と同じく恐らく堅気ではないのかもしれない男がでてくるお話ですが、落鳥と違うのは、二人とも依存ではなく、恋心もしくはまだそれに至っていないでも限りなく近い淡い何かがあることかなって思っています。

女の感情はモノローグで話しているので分かると思うのですが、男ですよね。

でも、特別な存在になりつつあったのかな。

最後の“また、明日”に全て詰まってるのですが、なかなかにしっかりとした気持ちがあるイメージで書いています。

なので、“また、明日”の言い方は人に寄るんじゃないのかとワクワクしています。

女に対する気持ちで変わってくるでしょうから。



女については良いとして、男は一体どんな人なのか、どうして死のうとしているのか、電話の話しはどういうことなのかなどの情報がないので、分かりにくいと思うのですがこれに関してはまたサイドストーリーで書けたらなって思っています。


そして、男は死んでいるのか、生きているのか。


もしかしたらもう海の底にいるのかもしれませんし、もしかしたらどこかで生きているかもしれません。


個人的にこう生死が分からない終わり方って小さいんですが、胸に穴が空きます。小さいけど、深い穴が。

みなさんはどうでしょう。

生きていると思いますか?死んでいると思いますか?



読んでくださってありがとうございました!

相変わらずとっちらかってる台本ですが一人でも好きだなって思ってもらえたなら幸せです。

以上、なずなでした。

薺箱

ー薺箱ー なずなが創作した 物語が詰め込まれた箱

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