戀し春 -SideStory-

こちらは戀し春のサイドストーリーのページになります。

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SideStory1 「春の月」

あの日から5年後、千代にとって特別なある一日の短いお話です。



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なんとなくぱちりと目が覚めた。

窓の向こうはまだ朝と呼ぶには早い時間なのか、うっすらと明るい。

このちょっとしかない時間に目が覚めるのは少し楽しい。

なんだか、世界で私だけがこの時間を独り占めしているような感覚になるから。


あたたかい布団からそろそろと足を出す。

春の朝はまだ寒い。

ひんやりとした空気に包まれ、私は深く息を吐く。

誰にも聞こえやしないのにこっそりと起きて窓を開けると、ふんわりと春の香りに包まれた。

こうしていると、なんだか自分がいつもより少しだけ美しくなったような気がするのだ。

本当はちっとも変っていないのだろうが、それでもちょっと得意になる。

私だけにそう見えるまじないだとしても、そうであることに変わりはないのだから。


顔を洗い、鏡台の前に座ってお化粧をする。

口紅と頬紅は特別丁寧に。

女學生だった時、あの方が桜のようだと例えてくれた頬と唇は少し色褪せてしまった。

だから、また桜を咲かせるように丁寧に優しくのっけていく。


ほら、桜の花が咲いた。


最近流行りのワンピースを着て鏡の前でくるっとわけもなく回ってみる。

“もう少女とは言えない歳だろうに、はしたない”だなんて言わないでほしい。

大人になっても、少女らしさは誰にだってあるものだもの。


最後に鏡の中の自分にこくりと頷いて、部屋をこっそりと抜け出す。

まるで怪盗みたいだわと考えて、くすりと笑ってしまった。


そのまま、玄関へ向かい外に出る。

静か。

やっぱり世界に私しかいないのかもしれない。そのことが特別なことのように感じて、少しだけご機嫌になる。

なんだかとても楽しい。

こっそりと庭へ出て、はしたないのだろうけど、塀を乗り越える。

大通りまで行けばこの時間でも賑やかなのかもしれないが、この静けさをまだ味わっていたくてわざと大通りを外して歩く。

しばらくは誰にも会わなかったが、少し大きい道で洋装の男の人とすれ違った。

大股で歩くその男の人がどことなく父と似ていて、途端に大きなため息が唇から溢れた。

もう、嫌になっちゃう。


朝、私がいないことを知ったらどうなることやら。

きっとカンカンに怒ることだろう。

途端に気分が沈む。

ああ、メランコリーな気分だわ。

その言葉がぽろっと出た時、私はふふっと笑ってしまった。

何しろ、メランコリーは特別な言葉なのだ。


女學生だった頃。

お稽古事が嫌で嫌で仕方がなくて、気分が晴れず沈んでいた時に“憂鬱そうね”と八重子さんに声をかけられた。


“憂鬱だなんて言葉じゃ言い表せませんのよ”と返した私は続けてどんな言葉を変えそうかしらと考えた。


言葉にしたって何だかみんなと違うものを口にしたいお年頃だったのだ。

私はぽつりと“メランコリーかしら“と口にした。

どこかの小説で見かけた言葉をそのまま答えただけだったが、八重子さんはそれはそれは綺麗に笑って、“何だか綺麗な言葉ね”と仰った。

それが何だか嬉しくて、私はそれまでのメランコリーな気持ちを忘れてお稽古に向かったのだ。

それから、ちゃんとした意味も使い方も分かっていないのに、二人の間でその言葉が流行って、なにか気分が沈むようなことがある度に口にしてはくすくすと笑い合った。


“お父様に叱られるなんて、メランコリーだわ。”


一人で静かに笑って、少しだけ寂しくなる。

だけど、心が少しだけあったかい。

このあったかさを感じるたびに、胸がきゅっと締め付けられる。

その痛みから逃れようと、うっすらと明るい空を見上げる。


そういえば、女學生の頃は朝が嫌いだった。

気持ちのいい微睡から目覚める時の名残惜しさったらないんだもの。

學校へ行ってもまだ眠そうな私を見ながら、八重子さんはぱちりとした大きな宝石のような瞳を綺麗に細めて微笑んでいた。

その宝石に映る自分の眠そうな顔がとても嫌だったのだ。

八重子さんに会ったら得意げに話そうと思う。

いつか、八重子さんのように朝から美しくありたいわだなんて思っていたが、今はあの頃よりもすんなりと起きられるようになりましたのよ、と。

でも、それって歳をとったということなのかしら。

それは嫌だわ。

女學生だった時は大人の女性に憧れて、はやく歳を重ねたいだなんて思っていたけれど今はそう思えない。

でも、やっぱり年上の女性をみると憧れるのだ。

だけど不思議だ。

いざ自分が憧れていた歳になってみると全然同じに見えないのはなぜなのかしら。

そんなどうしようもないことを考えているうちに、どうやら朝がやってきたらしい。

なんだか悲しい。

世界が自分だけのものだったのに、みんなのものになってしまったようで。

最初から私のものではなかったのに変なの。

歩き続けると懐かしい風景が目の前に現れた。

数年ぶりに訪れた學校はひどく懐かしい。記憶の中にあるままの姿だ。

そのまま、人気のない學校の周りをくるりと散歩する。


ああ、懐かしい。


こうしていると八重子さんと歩いたことを思い出す。

ただ、お喋りをしているだけなのにとても楽しくて。

こうして一人で歩いていると懐かしさはあってもただの道なのに、八重子さんと歩くと何か素敵なものがこの先に待っているようなそんな道に思えたのだ。


戀というものは、魔法なんじゃないかしら。

一緒にいると何でも素敵なものに見えてしまうそんな魔法。

今も私はその魔法にかかったまま。

こうして八重子さんとの思い出をすぐに宝箱から取り出してうっとりとしてしまうのだ。

ねえ、八重子さんもまだ魔法にかかってくださっているの?


“あ”と思わず声が漏れる。


大きな桜の木が見えてきたからだ。淡い桜の花が空に広がる。


“私ね、桜の花が好きなの。”


そんな八重子さんの言葉を思い出す。

桜を見ていると私のことを思い出すだなんて八重子さんが仰るものだから、私まで思い出してしまう。

恋しさでやっぱり胸が締め付けられる。


桜の花は特別だ。

桜が見える教室で八重子さんにお化粧をしてもらったあの日のこと。

頬に触れた八重子さんの指先のぬくもりが急に思い出されて、私はそのぬくもりが消えないようにそぅと頬を包んだ。

でも、それは春風にのってすり抜けてしまう。

どうして人は忘れてしまうのかしら。あの日のことをぜんぶ一欠片も残さずに覚えていたいのに。


少し疲れてしまって、桜の木の下に腰を下ろす。

どうしてこんなにも痛いのか。

あまりにも苦しい。

でもそれすらも大切なのだ。この痛みだけでも忘れたくない。

戀なんて分かりゃしませんのだなんて言っていたけれど、年々それが苦しくて、愛おしいものだと感じさせられる。


“千代さん”


私の名を呼ぶ綺麗な音を思い出して、私はなんだか幸せで泣きじゃくりたくなった。



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夢を見た。

初めて八重子さんと言葉を交わした日のことだ。

桜をぽかんと見上げていたら、ふいに後ろから名前を呼ばれた。


「千代さん。」


初めて呼ばれたとき、それがあまりにも綺麗な響きだったから、自分の名が千代で良かったと心底思ったものだ。

でもその時の私は八重子さんに声をかけられたことに驚いて、言葉が出て来なくなってしまって。


「ふふっ、ごめんなさいね。なにをしているのかと思って。」


「八重子さん・・・」


ふんわりと笑う八重子さんに私はやっとのことで八重子さんと口にした。

いつか声をかけられたら、にこやかに優雅になるべく美しく言葉を返そうと思っていたのに。


「桜を見ていらしたの?」


私は八重子さんの顔を見つめることができず、顔をそらしてこくりと頷いた。

だって、八重子さんはとても綺麗な方でいつもこっそりと目で追ってしまって。

だからとてもじゃないけれど耐えられなかった。


「どうしてお顔をそらしてしまうの?」


八重子さんは楽しそうにそう言いながら、私の目の前まで歩み寄り、私の顔を覗き込んでくる。

私は真っ赤になってしまった頬を見られたくなくて、また顔をそらした。


「私のこと、お嫌いなの?」


「そんなことないわ!」


あっと思ったときにはもう声に出てしまってていた。

あまりにもあまりにも恥ずかしくて私はその場で思わずしゃがみ込んだ。

死んでしまいたいだなんて大袈裟なのかもしれないけれど、そのくらい恥ずかしくて仕方がない。

なんだか情けなくて涙がでてきそうだった。


「・・・ごめんなさい。いつも綺麗な子だなって思っていたから、話しかけられて驚いてしまっただけなの。」


早口でそう言い訳がましく口にする。

こういう時、信心深く信仰していれば神様は助けてくれたのかしら。


「・・・ふふっ」


ふいに小さな笑い声が聞こえたような気がして、私は顔を少しだけあげて八重子さんを見やる。

八重子さんはくすくすと肩を震わせながらしばらく笑っていた。


「面白いわね。こんなに笑ったのは久しぶりだわ。」


その言葉に心が震える。

春風がふわっと頬を撫でていく。

ふいに八重子さんがしゃがみ込んだままの私に手を伸ばしてきたから、思わずきゅっと目を瞑ってしまった。


「やっぱり貴女は可愛らしい方ね。」


そういって、私の髪に絡まった花びらをとってくれる。

その時の八重子さんのお顔がとても優しくて、綺麗で、それで・・・。

ああ、私、ずっと八重子さんに戀をしていたんだわ。



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「あの・・・」


肩を揺すられたような気がして、私は目を開けた。


「・・・どうかされたのですか?」


声がする方に顔を上げると、セーラー服に身を包んだ可愛らしい學生さんが心配そうにこちらを覗き込んでいた。

こんなことろで眠っているのを見られるだなんて。

途端に恥ずかしさがこみ上げてきて、急いで立ってワンピースの裾をはたく。


「ごめんなさいね。眠ってしまっていたみたいで・・・。」


そう返すとその子は真ん丸の瞳をこちらに向けたまま、その場から動こうとはしなかった。

それもそうだろう。

こんなところで眠っているだなんておかしな話だもの。

でも、どう話でもおかしなことには変わりがないので、誤魔化すように口を開く。


「私もこの學校に通っていたのよ。」


突拍子もないことを言ってしまったが、それを聞いて學生さんは少し驚いたような顔をした後、そうなんですねと何故か納得したかのように呟いた。

通っていたとしても、ここで眠っているだなんておかしなことには変わりはないのに。

それがなんだか面白くて私は小さく笑うと同時に、その子の頭の上にちょこんと乗っかっている花びらに手を伸ばす。

學生さんは気づいていなかった様子で、慌てた後、恥ずかしそうにごめんなさいと口にした。

その子に気にしなくていいのよと返す。でも、その代わりと付け加え、


「ここで眠っていたことは内緒にしてもらえるかしら?」


と學生さんにお願いしてみた。

すると、必死にこくこくと頷いて學生さんは約束してくれたのだ。

こうしてみると、自分はやっぱり大人になったのだなと思う。

あどけないお顔の學生さんに別れを告げ、私はその場を立ち去った。


「あの・・・!」


少し歩いてから、呼び止められて振り返る。

學生さんは何かを言おうとぱくぱくと口を何度か開いた後、極々小さな声でこう言った。


「そ、その・・・、ワンピース素敵ですね。お似合いです・・・。」


急に褒められたことに驚いてしまったが、やはり嬉しいことだ。

この歳になるとおべっかが多くなるからか、學生さんの口からでた真っすぐな褒め言葉に思わず笑みが深くなる。


「ありがとう。お気に入りのワンピースなの。

実は今日はランデブーなのよ。」


逢引きだなんて言葉は使いたくない。

そう。今日はランデブーなのだ。

まだまだ時間はある。

八重子さんとの思い出に、八重子さんへの思いをたくさん味わうつもりなの。

だって、明日には・・・。


「ランデブーなんて言いなれない言葉を使うと唇がむず痒いわね。」


そう呟いた声は懐かしい響きを伴ってすとんと落ちた。



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大通りはすっかり賑わっていて、私は楽し気に歩く人に混ざって、そろりそろりと歩く。

ここに来て見つかってしまったら、あんまりだもの。

あの頃と街並みも変わってしまった。

八重子さんと何度も歩いた道が少しづつ変わっていく。

どうしようもないことなのだけど。


通りがかる人の服装も洋装が増えた。

女學生ももう袴ではなく、さっき会った學生さんのようにセーラー服へと変わりつつある。


『鈴(ベル)の音高く、見(あら)はれたのはすらりとした肩の滑り、デードン色の自転車に海老茶の袴、髪は結流しにして白いリボン清く、

着物は矢絣(やがすり)の風通(ふうつう)、袖長ければ風に靡いて、色美しく品高き十八九の令嬢である。』


だなんてもう今の學生さんには当て嵌まらない。

そんなことを思いながらふらふらと歩く。

お腹がすいたら、少し緊張したけれどカフェーに入り簡単なものを口にしたりする。

こうして甘いものを食べても八重子さんのことを思い出してしまうのだ。

八重子さんとこっそりと帰りに道にお菓子を食べたことを思い出して、一人でくすりと笑う。

そんな風にいろんなことを思い出しては、またふらふらと歩く。

ああ、そういえばといろんな思い出が姿を現し、尽きることはなかった。


この甘味処でみつ豆を食べたことや、洋装に憧れて洋装姿の女の人を見かけるたびに素敵ねといって、こんなのが似合いそうだわとお互いに言い合ったこと。

袴の腰ひもの素敵な結び方を二人で歩きながら考えて、お揃いにして笑い合ったり。

學校やお稽古事、最近読んだ本や雑誌に関してお喋りしたり。


そんな小さな愛おしい欠片をそっと拾い上げては頬を寄せる。

ずっとそうしてても飽きることはなかった。


今日もあの時の様に街を歩きたい。

だって、今日は八重子さんの面影とのランデブーだもの。

でもあの頃と同じだなんて、それはとっても難しいことよ。

きっと変わってしまったのは街並みだけでなく、私もあの頃より変わってしまった。

大人になるのはいいことだけど、何だか大切なものを置いてきてしまうようで。

手からさらさらと零れていってしまうようで。

それがうんと悲しい。

だって、大人になったから私は諦めたんだもの。


ねえ、八重子さん。

私、明日嫁ぐのよ。

少し遠くの、よく知らない方の元に。


別に嫌だなんて言うつもりはない。

お優しい方だと思ったし、何よりも元々こうなることは決まっていたのだから。

良い妻、良い母。

そうなるために生まれてきたのだから。

そう諦めていたのだけれど、やっぱり私にはそう割り切ることはできないみたい。


この先、愛を抱くことはあるだろう。

でも、お父様もお母様も、夫となる方も知らないんだから。

私の戀心がどれだけのものなのかなんて。

そう思うと、少しだけしてやったりと思ってしまう。


確かに私は変わった。大人になった。

でも、女學生だった頃の少女の私はいつだって心に居続けるでしょうし、この戀心がいつの間にか消えてしまうだなんてことはあり得ない。

この街ともお別れだけれど、そんなこと関係なく私は八重子さんのことを思うわ。

八重子さんを思い出させる綺麗なものすべて。

それらすべてが八重子さんを思い出させるのだから。

忘れるわけなんてないのだ。


暗くなってきた空にふんわりとした月が浮かぶ。

その下で街灯に照らされた桜の花が美しく咲き誇っている。

八重子さんはお月様みたいな方だと思っていたけれど、特に春の月は八重子さんに似ている。

なんだか優しく空に浮かんでいるから。


ああ、どうしてかしら。


どうしてこんなにも泣きたくなるのかしら。

少女の様に声を上げて泣きじゃくりたくなった。

今日はやけに泣きたくなる日ね。

八重子さんと別れてから泣くことなんてなかったのに。


『再びお逢いできるその時まで、・・・さようなら。』


八重子さんの最後の言葉がよみがえる。


再びお逢いできる日はいつ来るのかしら。

それがずっとずっと先だって分かっているのについ考えてしまう。

戀を表す素敵な言葉も、八重子さんのことを表す綺麗な言葉もまだ見つかっていない。

きっと私は探し続けるんだわ。

お逢いできたその日に貴女に教えられるように。


でも、だめね。

やっぱりお顔が見たい。

お逢いしたくてたまらないの。

八重子さんもどこかでこの月を見ているのかしら。

どこかで桜を見ているのかしら。

見ていたら、見ていたらどうか私のことを思って頂戴。

私も今、貴女のことを思っているから。


戀とはどんなものなのかしら。


忘れられない日となったあの日。

宝箱に閉じ込めてそっと開けては思い出し、恋しくて、愛しくて、苦しくて。

それらを纏めて戀と呼ぶのよ。きっと。


ああ、ゴンドラの唄が聞こえる。

その優しい声が八重子さんとどこか似ていて。

微笑むのと同時にぽつりと涙が地面に落ちた。


八重子さん。

あの日以降、貴女とお会いすることはありませんでしたね。

もう五年が経ちました。

今日もあの日を思い出しながら、色褪せた頬と唇に紅をのせます。そして、外へと出かけて、素敵なものを探します。

まだ、貴女に合う言葉が見つからないのです。

あまりにも見つからないから、私、八重子さんという言葉が最も素敵で綺麗な言葉なんじゃないかしら、だなんて思うようになってしまいました。


八重子さん。

お化粧をするとき、月を見た時、桜の花を見た時、私は貴女の事を思い出すのです。

それだけではありません。綺麗なものを、素敵なものを見るたびに貴女を思い出します。

もう二度と訪れないあの日を、今でも繰り返し夢に見ます。

今日は、月夜の下、桜の花が街灯に照らされているのを見て、その景色に私と八重子さんが重なって見えて、恋しさで胸がきゅっとなりました。

どこか遠くで、ゴンドラの唄を歌うでもなく、ただ詩を囁くように読み上げる、優しい声が聞こえたような気がして。

その声が貴女の声とどこか似ていて、私もつい呟いてしまいました。

貴女に届くようにと。今日という二度と来ない日も、あの日だって、私は貴女を思っていると。


いのち短し 恋せよ少女(おとめ)

黒髪の色 褪せぬ間に

心のほのお 消えぬ間に

今日はふたたび 来ぬものを。


“ねえ、八重子さん。私、貴女に恋をしているわ。




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