「王と死神」あとがき
「王と死神」読んでくださり、ありがとうございます。
まだ、読んでいない方は、こちらからどうぞ!!
なずなです。
今更ながらこの作品のあとがきをちゃんと書いていないことに気が付きました。
元々ボイスドラマのために書いたものなので、長台詞が多く読みにくい出来にはなっていますが、たくさんのライナスとアリアを聴くことができ、とても幸せです。
この作品はフランス革命の本を読んでいるときに書きたくなって書いた本です。
少し分かりにくい話なのでさくっと解説しますね!
まず、アリアの実母とライナスの育ての母は同一人物です。
「俺の田舎の母親も反対していたが、なぜこんな散々な目にあっても、信じられんだろうな? 馬鹿な政策ばかりして、お前よりも飼い犬のエミリーの方がよっぽど利口だ。」
「最終的には得意料理のキッシュ作って見送ってくれたよ。 」
などのライナスのセリフ。
「ログーラに住む、お母さんの作るキッシュが大好きなあの子はもう、12年前からどこにもいないのよ。」
というアリアのセリフなどからそれが伺えると思います。
また、ライナスのセリフで
「その後、俺はなぜか殺されず、ログーラという田舎町で一人で暮らしている女のもとに置いて行かれた。ちょうど、子どもを亡くしたばかりだというその女は、亡くなった子と同じ名前を付けた子犬と暮らしていた。優しい人だった。」
というセリフがあります。
先程あげたセリフから、この飼い犬の名前はエミリーということが分かりますね。
そして、最後のNでログーラの森から女王のものだと思われる墓が発掘されます。
でも、それはDNAからして王族の者ではない。
今も、エミリーという名のごく普通の町娘はログーラの森の中で静かに眠っている。
アリア女王は女王としてではなく、エミリーという名前のただの町娘として、今も眠っています。
SSも合わせて読むと分かりやすいかも・・・。
そんな少しわけわかめな話。
なにか分からないことがあれば教えてください。以上。
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